明月院
明月院(めいげついん)は、神奈川県鎌倉市の、JR横須賀線の北鎌倉駅より南東へ徒歩8分の地に位置する、臨済宗建長寺派の寺院。山号は福源山。
平安末期の永暦元年(1160年)、明月庵として創建。一方、康元元年(1256年)には最明寺が創建され後に禅興寺として再興され関東十刹の第一位ともなるが、その康暦2年(1380年)の中興の際、明月庵は明月院と改められ禅興寺の塔頭となる。後の明治維新で禅興寺が廃絶すると、明月院のみが残った。
境内は国指定史跡で、戦後に植栽された数千株のアジサイで有名となっている。
本堂(方丈)は昭和48年建立で、本尊は聖観音菩薩。
本堂裏の庭園は春秋に公開される。
本堂前には枯山水庭園がある。
明月院やぐら(羅漢洞)は鎌倉最大級とされる「やぐら」(鎌倉周辺に分布する中世の横穴墳墓)。中にある宝篋印塔は上杉憲方の墓と伝わる。
アジサイ
明月院の境内には戦後、数千本ものアジサイが植栽され、開花時期の6月には多くの観光客が押し寄せる。またこの際、本堂後庭園も公開される(追加料金必要)。
この行事についての詳細は「明月院 アジサイ」の記事を参照。