検見川神社
検見川(けみがわ)神社は、千葉県千葉市の、京成千葉線の検見川駅より西へ徒歩2分、またはJR総武線の新検見川駅より西へ徒歩7分の地に位置する鎮守社。千葉市内でも有力な神社の一つ。
平安時代の貞観11年(869年)、全国で疫病が流行した際に祇園社として創建。また承平4年(934年)に現在地より北に創建され、文禄年間(1592-1596年)に現在地へと遷座したとも言う。明治以降は八坂神社と称していたが、昭和62年に検見川神社と改めた。
境内はさほど広くはないが、端正で特徴的な形状の拝殿の背後には本殿が3棟並び、社殿は充実している。
南参道は京成線の検見川駅から至近距離にある。
拝殿は昭和45年建立で、変則的な形状。
本殿は江戸末期の1863年に建立された3棟が並列に並ぶ。中神殿には素盞嗚尊、東神殿には宇迦之御魂神、西神殿には伊弉冉尊が祀られている。
お水取りの御神水。
当社には複数の境内社があるが、そのうち社殿がそれなりのサイズがあるのは祓戸大神と寄宮社。
裏参道はJR新検見川駅から最寄りの参道で、石垣と植え込みで整えられている。
例大祭
検見川の例祭は8月1~3日(曜日に関わらず日程固定)。宮神輿は8月1日の夕刻に御仮屋へと渡御してそこに安置され、3日の午後に今度は国道14号線まで渡御した後に還御する。この地域では東京都内とは異なる神輿の担ぎ方をする。
神社境内ではほおづき市が立つほか、京成線検見川駅の南方の大通りを通行止めにして露店が並ぶ。