千葉寺
千葉寺(せんようじ、通称ちばでら)は、千葉県千葉市の、京成電鉄千原線の千葉寺駅より北へ徒歩9分の地に位置する、真言宗豊山派の寺院。正式には海上山観音院千葉寺。
坂東三十三観音霊場第29番札所。
飛鳥時代の和銅2年(709年)、巡錫中の行基が当池田郷の池で千葉(せんよう)の青蓮に感得して十一面観音像を刻み、話を知った聖武天皇の勅命で東1kmの現・観音塚に創建したと伝え、千葉市最古の寺院とされる。現在地へは平安末期の永暦元年(1160年)の焼失後に移転し、千葉氏の信仰を受けるようになる。
境内は市の史跡に指定されている。
山門は江戸後期の1841年建立。
本堂(観音堂)は昭和51年建立。
大師堂は江戸後期の文政年間(1818-1830年)建立。他に薬師堂や弁天堂の小堂がある。
鐘楼は江戸後期の1841年建立。
イチョウは行基が709年に植えたものと伝える。千葉県指定天然記念物。
瀧蔵神社
境内の一角にある瀧蔵神社は千葉寺の旧鎮守社で、千葉氏の守護神の一つであった。明治維新時の神仏分離で千葉寺から独立。