矢先稲荷神社は、東京都台東区の、東京メトロ銀座線の田原町駅より北西へ徒歩7分の位置にある鎮守社。
江戸時代初期の寛永19年(1642年)、当地に三十三間堂が建立された際にその鎮守として勧請。三十三間堂は「通し矢」という弓術競技が行われる場でもあり、この稲荷はその的の先に鎮座していたため矢先稲荷と称した。元禄11年(1698年)の大火で三十三間堂と共に焼失し、堂の方は深川に移転したが、矢先稲荷は現在地に再建された。
矢先稲荷神社の例大祭は6月中旬の週末に執り行われる。
矢先稲荷神社 例大祭
矢先稲荷神社の例大祭は6月中旬の週末に執り行われる。毎年、金曜日には宵宮祭や神輿遷霊祭が行われ、翌土曜日には日中は例大祭式典や小神輿2基の渡御があり、夜は神楽殿で演芸が奉納される。本社神輿の渡御は日曜日に行われる。
神社の周囲には毎年(本祭の年も陰祭の年も)、露店が比較的多く出る。
本社神輿の渡御
本社神輿は毎年日曜日に渡御する。時間帯は、隔年の本祭の年には終日、陰祭の年には午後のみとなる。小神輿2基に続き、大神輿が宮出しする(宮出し後は別行動)。
本社神輿を先導する囃子屋台。