国済寺
国済寺(こくさいじ)は、埼玉県深谷市の、JR高崎線の深谷駅より東へ徒歩25分の地に位置する、臨済宗南禅寺派の寺院。山号は常興山。
深谷上杉氏の祖・上杉憲英の館であった庁鼻和城(こばなわじょう、13世紀末に築城)内に、南北朝時代の康応2年(1390年)に創建。
現在、境内は城址として埼玉県選定重要遺跡となっている。
境内は良く整っている。
黒門は国済寺の総門。1719年頃の建立で深谷市指定有形文化財。
三門は江戸初期の建立。深谷市指定有形文化財。
本堂は1843年建立。
鐘楼は昭和49年建立。
観音堂は昭和57年建立。
上杉憲英墓は埼玉県指定旧跡。
明治維新時の神仏分離まで、門前にある日吉大神荒神社の別当寺であった。