出雲伊波比神社
出雲伊波比(いずもいわい)神社は、埼玉県入間郡毛呂山町の、JR八高線の毛呂駅より西へ徒歩5分、または東武越生線の東毛呂駅より南西へ徒歩7分の地に位置する鎮守社。
景行天皇43年(紀元113年)、日本武尊が東征の帰路に当地で大己貴命を祀って創建。成務天皇の代(在位131-190年)には天穂日命も併せ祀って出雲伊波比神とした。中世・近世には茂呂明神、毛呂明神、飛来明神、八幡宮などと呼ばれた。
本殿は県内最古の神社建築で、重要文化財に指定されている。
11月に流鏑馬が奉納される馬場。
松山焼灯籠は明治39年奉納。陶製灯籠はかなり珍しい。
本殿は1528年建立。県内最古の神社建築で国指定重要文化財。
また当社の戦前の社格は郷社であったが、拝殿などを含めた社殿構成も、中門があるなど明治時代に官社(官幣社・国幣社)の社殿形式として定められた制限図様式によく似ている。
八幡神社の社殿に諸社を合祀し天神地祇社とした。
流鏑馬
当社の流鏑馬は平安巻の康平6年(1063年)に源義家が奉納したものが発祥と伝える。現在は毎年11月3日(文化の日)の例祭日に15歳程度の少年が、朝夕に本格的な流鏑馬(疾走する馬から的に矢を射る行事)を行う。埼玉県指定無形民俗文化財。
なお、3月には3~6歳の子どもが騎乗して簡易に矢を射る「春の流鏑馬」も催される。