円照寺
円照寺は、埼玉県入間市の、西武池袋線の元加治駅より東へ徒歩2分に位置する、真言宗智山派の寺院。正式には光明山正覚院円照寺(院号は菩提院だとも)。
平安時代に弘法大師空海が現・境内の池畔に堂宇を建てたのが草創。鎌倉時代、元久2年(1205年)に戦死した加治家茂の菩提を弔うため開山。康元元年(1256年)に高野山より丹生明神、厳島より弁財天を勧請して鎮守とし、中興開山。
境内は境内のかなりの部分を占める、弁天堂の立つ池を中心に良く整えられている。
山門は閉じられているが脇から入れる。
山門から本堂への参道の左右(南北)に池がある。
左側(南側)の池には弁天堂が立つ。
不動堂は江戸中期の1779年建立。入間市指定有形文化財。
左から本堂、客殿、庫裏。
本堂は昭和38年の建立で、元禄期に建てられた前・本堂の天井や柱などを再利用している。
本尊は行基作の三尊阿弥陀如来像。
元加治弁財天大祭
毎年1月14日には、弁財天の祭礼として元加治弁財天大祭が催され、奉納されている絵馬が公開される。露天商も多く出店する。