長徳寺
長徳寺は、埼玉県川口市の、JR京浜東北線の蕨駅より北へ徒歩20分の地に位置する、臨済宗建長寺派の寺院。
南北朝時代の貞治3年(1364年)に創建され、安土桃山時代の天正10年(1582年)に中興。
境内はかなり美しく整えられており、三重塔も立つなど堂宇も揃っている。
本堂庫裏は1611年以後の、客殿は文政期の建立。
座禅堂は昭和61年建立。なお、坐禅堂の近くには埼玉県指定天然記念物のビャクシンがある。
開山塔は昭和44年建立の三重塔。
仁王門は1622年築。
円通殿観音堂は江戸前期の1621年建立。
明治元年の神仏分離令までは、当寺は鶴ヶ丸八幡神社の別当寺であった。