迦葉院
迦葉院(かしょういん)は、埼玉県久喜市の、東武伊勢崎線の鷲宮駅より東へ徒歩20分の地に位置する、曹洞宗の寺院。山号は鶏足山。
江戸前期の慶安元年(1648年)、西大輪村の出来野に真言宗の加性院として創建され、享保20年(1735年)、現在地に曹洞宗の迦葉院として再興。江戸時代は雲水が修行に集った名刹で、そのための僧堂もあった。
境内は整っており、山門は黄檗様式。
黄檗様式の山門は江戸中期の明和年間(1764-1772年)の建立。
この門へは立ち入りできないが、庫裏脇の通用門から境内へ入ることができる。
独特のフォルムの中雀門の屋根には、千木と鰹木が載る。
本堂は享保年間(1716-1736年)の建立。
本尊は釈迦如来。
秋葉大権現の前には狛狐が立つ。