吉田家水塚
吉田家水塚は、埼玉県久喜市の、JR宇都宮線・東武日光線の栗橋駅より南へ徒歩17分の地に移築された商家の蔵。
水塚(みつか)とは、洪水対策に塚を築きその上に建てた避難施設で、市内では江戸期から明治期に多く造られた。
日光道中栗橋宿の商家であった吉田家の水塚を、平成期に移築保存している。
2mの塚の上に立つ大蔵(おおくら)と向蔵(むこうぐら)。塚は盛り土の周囲を大谷石で囲んだもの。大蔵は江戸末期の、向蔵は明治37年の建立。久喜市指定有形文化財。
通常時は家具や商品が保管され、水害時には避難所となった。