潅頂院
潅頂院(灌頂院)は、埼玉県川越市の、JR川越線の南古谷駅より東へ車で7分(徒歩なら40分)の地に位置する、天台宗の寺院。
山号は宝聚山、寺号は東漸寺。
天長年間(824年-834年)、巡錫中の慈覚大師円仁が、自刻の不動明王像を安置し創建。円仁は貞観4年(863年)に当地を再訪し、古尾谷八幡神社を創建した。
潅頂院は、明治維新時の神仏分離まで、隣接するこの古尾谷八幡神社の別当寺であった。
山門は18世紀中期の建立。
山門の脇にある通用門は19世紀中期の建立。両脇のコンクリート塀は昭和4年の竣工。
鐘楼門は19世紀中期の建立。
本堂は19世紀中期の建立。
本尊は阿弥陀如来。
玄関は1858年の、客殿は19世紀中期の建立。
本堂裏の墓地には稲荷社がある。