広済寺
広済寺(こうさいじ)は、埼玉県川越市の、西武新宿線の本川越駅より北へ徒歩19分、またはJR川越線・東武東上線の川越駅より北へ徒歩29分の地に位置する、曹洞宗の寺院。
室町時代の天文17年(1548年)創建。
境内は整っており、神社社殿である金毘羅堂もある。
山門は19世紀後期の築。
本堂は1731年築。
庫裏は19世紀後期の築。
金毘羅堂は本殿・拝殿・幣殿を連結した権現造の神社社殿。本殿1818年、拝殿・幣殿1839年、楽ノ間(社殿左右の出っ張った部分)は19世紀中期の築。川越市指定有形文化財。
左の腮無(あごなし)地蔵は、アゴがなければ歯痛もないとして歯痛に霊験ありとされる。
右の咳(しわぶき)地蔵(皺地蔵、しわぶきばば)は、風邪など呼吸器疾患の患者が縄で石仏を縛り、治ると縄を解き、お茶や金平糖(江戸時代は茶と炒り豆)を奉納する習俗がある。