桶川の宿場町
桶川宿は、埼玉県桶川市の、JR高崎線の桶川駅から東へ徒歩4分の地に位置する、中山道の宿場町。日本橋から6番目の宿場となる。
街道沿いに、ポツポツと伝統的な建築が残る。町並みといえるほどまとまって残ってはいないものの、主要なものは文化財に指定または登録されており、保存の機運が見られる。
武村旅館
武村旅館は江戸後期に旅籠として創業。建物は江戸後期の1852年竣工で国登録有形文化財。
武村旅館
埼玉県桶川市南1-8-8地図
島村老茶舗
島村老(しまむらろう)茶舗は江戸末期の嘉永7年(1854年)に創業した茶商。屋号は丸木。
店舗兼主屋(表側の店舗は大正15年の、裏側の主屋は創業時の竣工)は国登録有形文化財。
島村老茶舗
埼玉県桶川市寿2-1-5地図
島村家土蔵
島村家土蔵は、本陣近くにあった穀物問屋木嶋屋の総本家・島村家が、1836年に建てた三階建の土蔵。国登録有形文化財。
毎月第一土曜日に、生活用具資料館として内部を有料公開。
島村家土蔵
埼玉県桶川市寿2-1-4地図
旧桶川宿本陣
旧桶川宿本陣(府川家住宅)には、本陣の建物の遺構が残る(非公開)。埼玉県指定有形文化財。
本陣の建物は一般に表構・座敷構・勝手構で成るが、桶川に残るのは座敷構の奥座敷部分で、建築年代は1827年(または1798年)の桶川宿大火後間もなくと推定されている。
旧桶川宿本陣
埼玉県桶川市寿2-2-4地図
小林家住宅
小林家住宅の主屋は江戸末期の竣工。国登録有形文化財。
穀屋(古久屋)吉右衛門が旅籠として建て、後に材木商の小林家が購入。
小林家住宅
埼玉県桶川市寿1-14-11地図
矢部家住宅
矢部家住宅は、明治38年竣工の店蔵と、明治17年竣工の文庫蔵が桶川市指定有形文化財。
矢部家は木半(木嶋屋半七)の屋号で穀物問屋や紅花商を営んだ。
店蔵と文庫蔵の間は住居部。
矢部家住宅
埼玉県桶川市寿2-1-10地図
浄念寺
浄念寺は、桶川宿にある浄土宗の寺院。正式には清水山報恩院浄念寺。
天文15年(1546年)創建。
山門は1701年建立。
本堂は平成16年建立。
浄念寺
埼玉県桶川市南1-6-11地図
細田農機 煉瓦倉庫
細田農機 煉瓦倉庫
埼玉県桶川市北1-2-6地図
前島商店
前島商店
埼玉県桶川市南1-2-20地図