秋葉神社
秋葉神社は、埼玉県さいたま市の、JR川越線の指扇駅より北へ車で5分(徒歩なら27分)の地に位置する、旧中釘村の鎮守。
創建は諸説あり、当社の社伝では天平年間(729-749年)の創建。
新編武蔵風土記稿では、かつては駿河国にて飽波神社として鎮座したが、いつしか遠江国に、更に後に現在地に遷座(年代等は不詳)。
旧別当寺永昌寺の寺伝では、小田原最乗寺の開山了庵禅師が、天授4年(1378年)に当地に阿弥陀堂を建立し、その境内に遠江国の秋葉寺から秋葉三尺坊大権現を勧請した、とする。
また文和4年(1355年)に創建されたとの伝もある。
火産霊神関東総本社を名乗る(根拠は未確認)。
社殿は拝殿及び本殿覆屋を連結したもので、本殿はこの中に収められている。
本殿は1661年の建立で、拝殿内に入るとガラス越しに見ることができる。
境内社としては、弁天社と稲荷社がある。
また隣の秋葉神社公園(境内ではない)には、忠魂社が鎮座する。
年中行事
春季例祭・秋季例祭
4月18日の春季例祭と12月18日の秋季例祭では、奉納芸能があると同時に、隣接する秋葉神社公園も含めて多くの露店などが出店する。
祇園祭
7月15日に近い土曜日には、当社と旧別当寺・永昌寺の秋葉三尺坊にて、五穀豊穣・悪疫退散を願って、ささら獅子舞が奉納される。