岩槻藩遷喬館
岩槻藩遷喬館は、埼玉県さいたま市の、東武野田線の岩槻駅より東へ徒歩8分の地に位置する、岩槻藩の旧藩校。
寛政11年(1799年)に岩槻藩の儒者・児玉南柯(こだまなんか、1746-1830)が開いた私塾が、文化2~8年(1805~1811年)頃に藩校となり、明治4年の廃藩置県で廃止されるまで続いた。
藩校廃止以降は建物は民家となっていたが、昭和31年に岩槻市に寄贈され、現在は整備公開されている。埼玉県指定史跡。
現在は僅かな敷地しか残らないが、江戸時代は広大な敷地に武芸稽古場、菅原道真を祀った菅神廟、庭園などを備えていた。