所沢神明社
所沢神明社(所澤神明社)は、埼玉県所沢市の、西武新宿線の航空公園駅より南西へ徒歩7分、または西武新宿線・池袋線の所沢駅から北西へ徒歩17分の地に位置する、所沢の総鎮守。
景行天皇40年頃、東征中の日本武尊が当地で天照大神に祈ったことに因み、住民が天照大神を祀って創建したと伝える。
社殿は主に昭和初期に建てられた4棟を並べた構成となっており、神明造ベースの社殿としては全国でも珍しい規模となっている。
社殿は、神明造の拝殿(昭和9年築)、幣殿(昭和9年築)、渡殿(昭和17年築)、本殿(明治35年築)、の4棟を並べたもの。神明造で構成された社殿としては全国でも珍しい規模。
神楽殿は大正12年築。このほか、手水舎も同年の築。
蔵殿神社は土蔵造。地主神だとも言われる。
所沢招魂社は昭和31年築。
人形殿の裏には阿夫利神社がある。祠の背後は斜面に黒ボク石を敷き詰めてあり、その上にも阿夫利神社の石祠が立つ。
例大祭と「ところざわまつり」
当社の例大祭は9月15日(日程固定)であり、「ところざわまつり」は10月。例大祭では厳粛な神事を中心に神楽などが奉納される。また「ところざわまつり」では所沢市の中心部を、各町会の12台の山車が曳き回されることを中心に、複数の町神輿の渡御や各種パレードなどが行われる。
現在ではこの二つの行事は分離しているが、かつては「ところざわまつり」は所沢神明社の例大祭に付随するものであった。その名残りか、「ところざわまつり」では所沢神明社において、山車安全祈願祭が行われる。
近くには新光寺がある。