尾久八幡神社
尾久八幡神社は、東京都荒川区の、都電荒川線の宮ノ前停車場の前にある、尾久の総鎮守。南北朝時代以前に創建された。
境内は広くないが、戦後に建造された立派な木造社殿が立つ。なお、JR尾久駅の尾久は「おく」と読むが、本来の地名は「おぐ」である。
立派な木造の社殿は、拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造。第二次世界大戦の戦禍で焼失し、終戦から間もない昭和28年に再建された。
境内社である厳島神社の大型の石祠は大正12年建立。
例大祭
8月上旬に執り行われる尾久八幡神社の例大祭では、4年ごとの本祭では土曜日に宮神輿の渡御が、日曜日に神幸祭が行なわれる。神幸祭では神輿は山車に載せられて巡行する。また本祭の中間年に行われる中祭では日曜日に宮神輿の渡御が行なわれる(神幸祭は行なわれない)。この行事に関する詳細は「尾久八幡神社 例大祭」の記事を参照。