下今井稲荷神社
下今井稲荷神社は、東京都江戸川区の、東京メトロ東西線の葛西駅より北東へ徒歩23分の地に鎮座する鎮守。
創建年は不詳だが、江戸中期の宝永4年(1707年)創建とも。
壁面全面に彫刻の施された本殿や、境内社水神宮の装飾鳥居に特徴がある。
本殿は、熊野神社(江戸川区江戸川5-7-6)の旧社殿を移築したもので、壁面全面に彫刻が嵌め込まれている。『東京都神社名鑑』の熊野神社の項には、この社殿が明治中期に建造されたのか、それとも明治中期に移築されたのか、どちらともとれる書き方をしてある。
境内社水神宮の鳥居は靖国鳥居で、貫に青海波文様が施されているのが珍しい。
水神宮の本殿も少し変則的だが、どこまでが原型でどこからが改造なのか不明。