多田神社
多田神社は、東京都中野区の、東京メトロ丸ノ内線の終点方南町駅より東へ徒歩7分の地に鎮座する鎮守社。
源頼義・義家の親子が奥羽征伐の帰路、寛治6年(1092年)に創建。平安時代の武将で多田源氏の祖である多田満仲(源満仲)を祀る。
拝殿が若干変則的な形状の、立派な社殿を有する。
向拝が反り屋根で、屋根は三重に重なったように見える、変則的な拝殿。
社殿は拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造。資料では社殿は何度か「改築」されており、現在の形になったのは昭和35年だとする。「改築」という語は、「改修」の意で使われることも、「建て替え」の意で使われることもあり、当社の場合どちらの意味で使用されているのか不明だが、少なくとも戦前の写真では拝殿は一般的な形状をしており、現状とは全く異なっていた。
例大祭
多田神社の例大祭は8月下旬。境内には露天商が数店出店する。本社神輿はないようだが、町会各自で町神輿の渡御が行わている。