豊玉氷川神社
豊玉氷川神社は、東京都練馬区の、西武池袋線・都営大江戸線の練馬駅より南へ徒歩15分に鎮座する、旧中荒井村の鎮守。
創建年代は不詳だが、当初は天満天神(現在は境内社北野神社)を主体とし、次いで牛頭天王(現在は境内社須賀神社)が主体となり、その後、大宮氷川神社を勧請して現在の氷川神社となったとされる。
東京23区内の村鎮守としては社殿なども揃っている。
正面にあるのが氷川神社の拝殿(昭和3年築)、その右側にあるのが須賀神社。
氷川神社の社殿の手前にあるのが境内社北野神社。当初はこの北野天満神社が主体だったと伝える。
写真奥の額殿(絵馬殿)は江戸後期の1811年に拝殿として建造されたもので、練馬区の文化財に登録されている。手前の神楽殿は昭和59年築。
旧別当寺は隣の正覚院である。
正覚院
正覚院は、上記の豊玉氷川神社の隣に位置する真言宗豊山派の寺院で、その旧別当寺であった。当初は室町時代の長禄年間(1457-60年)に、豊玉氷川神社(当時は天満宮)の別当寺として創建された。
境内はさほど広くはないが、良く整えられている。
本堂は戦後のRC建築。
多宝塔も戦後のRC建築。
庭は広くはないが良く整えられている。