東京科学大学 大岡山キャンパスの近代建築
東京科学大学(2024年10月までは東京工業大学)の大岡山キャンパスは、東京都大田区の、東急目黒線・大井町線が乗り入れる大岡山駅の前に広がる広大なキャンパス。このキャンパスは北部は目黒区に、南部は大田区に属するが、昭和戦前期の校舎が残るのは大田区内。
大岡山東地区にある本館は国登録有形文化財。昭和9年竣工でSRC造。
同じく大岡山東地区にある大岡山西1号館は国登録有形文化財。昭和6年に分析化学実験室としてRC造で竣工。
大岡山南地区にある大岡山南実験棟2は昭和11年竣工。
石川台地区にある石川台2号館は昭和13年竣工。
石川台地区にある石川台実験棟1は昭和11年竣工。
東京科学大学 大岡山キャンパス の沿革
東京科学大学は、令和6年(2024年)10月に、東京工業大学と東京医科歯科大学が合併して成立した。
前身の一つである東京工業大学は、明治14年(1881年)に東京職工学校として台東区の蔵前に設立されたのを嚆矢とし、同23年に東京工業学校、同34年に東京高等工業学校と改称。
さらに関東大震災後を契機に大正13年に現在地へと移転し、昭和4年に東京工業大学に改組した。現存する校舎は全て、東京工業大学と改称して以降のものである。