旧村川別荘
旧村川別荘は、千葉県我孫子市の、JR常磐線・成田線の我孫子駅より南東へ徒歩21分の地に公開されている、学者の旧別荘。
東京に居住する村川堅固(1875-1946年)とその息子の村川堅太郎(1907-1991年)が営んだ別荘。親子はともに西洋史学者で、また我孫子は近代には別荘地であった。
大正6年に敷地を購入後、斜面を切り開いた庭園に、我孫子本陣から母屋を移築し、新館を新築した。現在は市が保有し一般公開している。
門は斜面の上と下にあり、駅からは上の方が行きやすい。
母屋は大正10年に我孫子宿本陣の離れ(江戸時代の築)を移築。
新館は昭和3年竣工。
東京の本邸
村川家は、本邸を東京都の現・文京区に構えた。主に明治から大正期に整備された本邸は現在、村川家住宅として文京区指定文化財となっており、秋の東京文化財ウィークにて、予約制で公開される。
村川家住宅
東京都文京区目白台3-18−9 地図
我孫子駅から旧村川別荘に至る途中には杉村楚人冠記念館などがある。