安食大鷲神社
安食大鷲(あじきおおわし)神社は、千葉県印旛郡栄町の、JR成田線の安食駅より北西へ徒歩9分の地に位置する鎮守社。
景行天皇40年(AD110)、東征中の日本武尊が祖神を奉斎したのが創祀。もとは安食町木塚に鎮座したが当地に飛来したとも言う。
江戸時代の文化文政の年代には鷲宮(鷲賀岡神社)と称したが、明治26年頃に大鷲神社と改めた。
彫刻の多用された本殿や、日本一と称する男根型の魂生大明神などがある。
社務所は参道上に神門のように架かる。
拝殿は江戸末期の建立。
本殿は江戸後期の1831年建立で、壁面全面に彫刻が嵌め込まれている。栄町指定有形文化財。
当社における性神信仰
魂生神社内中央に鎮座する魂生大明神は高さ2.5mの石製男根で、日本一だと称している。その右の白い魂生大明神は、12月の酉の市で町中を巡行する。
願いが書かれた男根型の子授け奉納用こけしが多数、奉納されている。
女陰のような造形の木。
男女和合の姿になぞらえた椎の木。
安食酉の市
当社では12月の初酉の日を含む3日間に比較的大きな酉の市が立ち、熊手や一般の露店が出るほか、すぐ近くの安食小学校体育館周辺では「少子化克服なべまつり」も同時開催され、当社の魂生大明神の曳き廻しも行われる。この行事に関する詳細は「安食大鷲神社 安食酉の市」の記事を参照。
明治維新時の神仏分離まで、近くの正徳寺(安食3525)が当社の別当寺であった。
すぐ近くには大乗寺がある。