上花輪歴史館
上花輪(かみはなわ)歴史館は、千葉県野田市の、東武野田線の野田市駅より西へ徒歩18分の地に位置する和風邸宅。
上花輪村の名主で、醤油醸造業を手掛けていた高梨兵左衛門家の邸宅を公開したもので、庭園は高梨氏庭園として国指定名勝となっている。
冠木門は昭和17年改築。
門長屋は1766年築。門の左側は文庫蔵、右側は穀蔵に使われた。
離れの眺春庵(ちょうしゅんあん)は江戸末期築、昭和6年改築。
構堀と船着場は1833年築造。
一の蔵の奥に見えるのは二の蔵。
書院は1806年改修。
神楽殿は明治10年代築。
稲荷神社は江戸期築。他に松尾大社、霊神様、神宮様、穴守神社などの小祠がある。
昭和6年に数寄屋造りに改築。
籾蔵は江戸期築。
キッコーマン 煉瓦蔵
上花輪歴史館の前にある、キッコーマンの大規模な煉瓦蔵は大正15年以前に建造。かつては野田醤油(キッコーマンの前身)の仕込蔵「辰巳蔵」であった。
キッコーマン 煉瓦蔵
千葉県野田市上花輪567 地図
高梨兵左衛門家は寛文元年(1661年)より醤油醸造を手掛け、文政12年(1829年)には幕府の御用醤油ともなり、大正6年に茂木・髙梨の一族8家が合同して野田醤油(後のキッコーマン)を結成した際にはこれに参加した。
これらの家のうちで他には、茂木佐平治家の旧邸が野田市市民会館として一般公開されている。
上花輪歴史館 公式HP
時間:10:00-17:00(3・10-12月は-16:00) 料金:500円 休館日:月火・8月・12月第2週~2月
千葉県野田市上花輪507 地図
アクセス:東武野田線 野田市駅より徒歩18分