上志津八幡神社 & 西福寺
上志津八幡神社および西福寺は、千葉県佐倉市の、京成本線の志津駅より南西へ徒歩17分の地に位置する社寺。
上志津八幡神社には、茅葺きの本殿が残る。
また西福寺には両墓制の参り墓などがある。
上志津八幡神社
上志津八幡神社は、江戸前期に当たる寛永3年(1626年)創建。
壁面全面に彫刻の嵌め込まれた、茅葺の本殿がある。
本殿は重厚な茅葺き屋根で、壁面は全面に彫刻が嵌め込まれている。
西福寺
西福寺は、上志津八幡神社の近くにある真言宗豊山派の寺院。
山号は清水山。
江戸時代、市内の伊野にある千手院の隠居寺として創建。
無住のささやかな寺であるが、各種の石碑群や、両墓制の参り墓などがある。
参道の右側には子安観音供養碑群が、左側には秩父観世音供養塔群が並ぶ。
本堂は昭和41年建立。
本尊は阿弥陀如来。
出羽三山碑には梵天が献じられている。
本堂の裏には両墓制の「参り墓」がある。
両墓制とは、遺体を埋葬する「埋め墓」に対し、墓参りをする「参り墓」(詣り墓)を別の場所に設ける葬制で、近年では稀となっている。