浪切不動院
浪切不動院は、千葉県山武市の、JR総武本線の成東駅より南西へ徒歩8分の地に位置する、真言宗智山派の寺院。
正式には成東山不動院長勝寺。
天平3年(731年)に行基が海難除けに刻み安置した浪切不動尊を、延暦年間(782-806年)に空海が現在地(石塚山)に移し無明山明王院長勝寺を建立。しかし俗称の不動院がいつしか公称となった。
江戸期に建てられた見事な懸造の不動堂が立つ。
山門(仁王門)は、昭和29年に真行寺(明治4年廃寺)跡より移築。
中腹に不動堂がある石塚山(石塚の森、標高30m)は千葉県指定天然記念物。
懸造の不動堂(本堂)は江戸初期の1618年改築。山武市指定有形文化財。
祈祷殿は昭和46年竣工。
近くには本行寺がある。