千葉県立安房南高等学校旧第一校舎
千葉県立安房南高等学校旧第一校舎は、千葉県館山市の、JR内房線の館山駅より東へ徒歩15分の地に位置する近代建築。
安房南高校のキャンパスは平成20年に安房高校に統合された際に閉鎖されたが、敷地には昭和5年に竣工した旧第一校舎(本館)が残り、県の文化財に指定されている。また、同時期に竣工した旧講堂と旧剣道場も残る。
通常は非公開だが、毎年10月に公開される。
旧校舎は千葉県立安房高等女学校時代の昭和5年竣工。「千葉県立安房南高等学校旧第一校舎」の名で千葉県指定有形文化財となっている。
なお、第一校舎や本館と呼ばれるようになったのは、後に新校舎が建てられてから。
旧講堂も、旧校舎と同時期の竣工。当初の位置(旧校舎の背後)から曳家されている。
旧剣道場も、旧校舎と同時期の竣工。こちらも当初の位置(旧校舎の背後)から曳家されている。
安房南高校の沿革
千葉県立安房南高等学校は、明治40年開校の安房郡立女子技芸学校が起源で、明治42年に安房郡立安房高等女学校と改称し、翌年に長須賀に移転。
大正10年に千葉県立安房高等女学校に改組され、大正12年の関東大震災で校舎が倒壊すると、現在地に新校舎を建てて昭和6年に移転。
第二次大戦後は、昭和23年に千葉県立安房女子高等学校、同25年に千葉県立安房第二高等学校、同36年に千葉県立安房南高等学校と改称。平成20年、千葉県立安房高等学校と統合された。