白子熊野神社は、埼玉県和光市の、東京メトロ有楽町線地下鉄成増駅より北西へ徒歩11分、または東武東上線成増駅より北西へ徒歩14分に位置する、川越街道白子宿の鎮守。当社についての詳細は「白子熊野神社 & 瀧不動」の記事を参照。
当社の秋季例大祭は10月上旬に開催される。
白子熊野神社 秋季例大祭
10月上旬に催される白子熊野神社の秋季例大祭は、神社の例大祭としては中規模であるが、かつては上野寛永寺の僧が担いだという由緒のある本社神輿が毎年渡御する。
この写真には写っていないが、露店はもう少し出ている。
なお、この祭礼は昭和35年頃までは徳利祭りと俗称されていた(祭礼終了後に酒を大いに飲んだため)。
本社神輿の渡御
毎年、秋季例大祭期間中の日曜日には本社神輿が氏子地域を渡御する。
この宮神輿は、江戸時代には上野寛永寺で僧侶が担いでいため「僧隊」と呼ばれ、川越藩主の松平家が上野から川越に運ぶ途中にあまりの重さに当地に置いていったと伝える(『埼玉の神社』)。しかし祭礼当日の渡御前の説明では、神輿は数百年前に寛永寺から、大変な暴れ神輿だとのことで熊野神社隣りの清龍寺不動院へ与えられ、不動院からは比較的近年に譲り受けた、と述べており、内容に若干の齟齬があった。