根津神社(東京都文京区)は、都心ながら江戸時代の絢爛な社殿を維持する神社で、明治初期の一時期のみに存在した准勅祭社の一つであり、また戦前の社格は東京府(東京都)の府社であった。当社についての詳細は根津神社の記事を参照。
境内にはツツジが3000本植栽されており、例年4月中旬から5月初旬までつつじまつりが催される。
つつじまつり
根津神社が1706年に現在地に遷座して来る前は、この敷地は後に6代将軍となる徳川家宣の邸宅であった。その邸宅に起源を持つつつじ苑にはツツジが約100種3000本植栽されており、例年4月中旬から5月初旬までつつじまつりが開催される。この期間のみ、200円でつつじ苑に入苑ができる。
この時期、境内には甘酒茶屋や露店などが出店し、またゴールデンウィーク中には各種奉納行事が催される。
つつじ苑
根津神社のつつじ祭りは4月中旬頃から始まるが、境内には早咲きの品種はあまり無く、したがって例年、つつじ祭の初期はツツジはまだほとんど咲いていない。また露店等もほとんど出ていない。
4月下旬頃の中咲きの時期では、遅咲きの頃と比べ赤や白の品種が多い。
5月上旬頃の遅咲きの時期になると紫色の花が目立つようになる。
入苑料が必要だが、つつじ苑内に入れるのは一年でこの時期だけとなる。入るのは中咲きの時期がおすすめ。
各種イベントなど
境内には甘酒茶屋や植木市、露天商の露店、フリーマーケットが出る。またゴールデンウィーク中には、太鼓や各種演芸、浦安の舞などが奉納され、神輿やまといのパレードも行われる。
毎年行われる神輿渡御。なお、この渡御で使われる神輿は宮神輿(神社所有の神輿)ではなく、同好会の所有。
根津権現太鼓はゴールデンウィーク中はほぼ連日奉演される。
浦安舞も毎年の恒例行事で、地元の小学生が奉奏。地元小学生による浦安舞は例大祭でも奉奏される。
ナギナタの奉納演武も恒例。
ゴールデンウィーク期間中には各種芸能が奉納されるが、演目はネット上には発表されない。