佃住吉神社は、東京都中央区の、東京メトロ有楽町線または都営大江戸線の月島駅より北西へ徒歩6分の地に位置する鎮守社。当社についての詳細は佃住吉神社の記事を参照。
当社の例大祭は8月上旬。
佃住吉神社 例大祭
佃住吉神社の例大祭は8月上旬で、3年に一度の大祭では宮神輿が渡御するが、これには船渡御も含まれる。またこの年には獅子頭の宮出しや、町神輿の連合渡御も行われる。
大祭の期間中、旧佃島には15間(27m)もの大幟が6本立てられる。
この大幟の柱と抱木は常日頃は舟入堀の川底に埋めて保存されており、大祭のたびに掘り出して使う。
宮神輿は割と珍しい八角神輿で、江戸後期の1838年製作のものと平成23年新調のものがある。日頃から神輿庫のガラス越しに拝観可。
展示される宮元大神輿も俗に言う千貫神輿。戦後に千葉市・寒川神社の宮神輿として製作され、日本橋人形町の末廣神社を経て当地に収まった。
獅子頭宮出し
土曜日にはまず午前中に獅子頭宮出しが行われる。ここでは拝殿内に安置されている3対の獅子頭が雌雄1対ずつ出され、若衆と揉み合った後に境外へと出る。中央区民無形民俗文化財。
若衆は獅子頭に御捻りを投げてから、縁起が良いとされる鼻綱を奪い合う。
獅子頭は揉み合ったり、頭を高く上げたりも。
獅子頭と町神輿の連合渡御
境外に出た3対の獅子頭は勝どきの御旅所へと巡行する。それに町神輿の連合渡御が続く。
宮神輿の船渡御
日曜日と月曜日には宮神輿が氏子地域を巡行するが、それに先立ち、日曜の朝には船渡御が行われる。
神社近くの隅田川まで担がれ乗船。
この後、晴海沖にて海上祭が執り行われる。
帰港後、午前中は佃を渡御する。
宮神輿の御旅所渡御
午後からは勝どきの御旅所へ渡御する。
御旅所到着後
御旅所到着後、その日は晴海・勝どき・豊海を巡行。御旅所で一泊後、翌月曜日には月島・新佃を巡行して神社に戻る。