神田明神(正式には神田神社)は、東京都千代田区の御茶ノ水駅から北へ徒歩5分の地に鎮座する、江戸時代は江戸の総鎮守として信仰を集めた神社。明治初期の一時、准勅祭社が定められた際にはその一社であった。戦前の社格は東京府(東京都)の府社に列し、現在は神社本庁の別表神社となっている。当社についての詳細は神田明神の記事を参照。
2月3日の14:00頃より催される神田明神の節分祭は、注目すべき特徴は特段ないが、立地の良さと知名度から大勢の参拝客を集める。
節分祭
神田明神の節分祭はまず鬼や武官、年男らの練り行列で始まり、拝殿内での儀式や鳳凰殿での鳴弦の儀を経て、豆まきが始まる。
錫杖を持つ先導に導かれ、鳶が木遣りを歌いながら随神門を入ってくる。なお、豆を取ろうと思う人たちは境外へと長い行列を作っており、この時間にその列に並ぶとこの行列は良く見えない。
次に赤鬼・青鬼や武人、修祓の神職。
恵比寿・大黒、楽人。
神職や神馬が続く。その後、裃を着た氏子総代、特別崇敬者など年男代表の長い列が入場し、拝殿に入る。
練り行列の参加者が全て拝殿に入ると、拝殿内では儀式が執り行われる(ただし外部からは良く見えない)。儀式が終わったのか拝殿にぶら下げられたくす玉が割られる。
その後、鳴弦の儀が執り行われる。鳴弦の儀は弓を天と地に向けて弾くことにより邪気を払う儀式で、古代武人装束の神職が鬼門・裏鬼門の方角に向けて矢を放つ仕草をする。
なお、写真の鳳凰殿は2018年に取り壊され、翌2019年からは同年開館した明神会館にて行われる。
その後に豆まき。