奥沢神社(奥澤神社)は、東急目黒線の奥沢駅より北へ徒歩2分、または東急東横線・大井町線の自由が丘駅より南東へ徒歩5分の位置に鎮座する鎮守社で、鳥居に注連縄の代わりに藁の大蛇が掛かるのが特徴。当社についての詳細は奥沢神社の記事を参照。
当社の例大祭は9月中旬に執り行われる。
奥沢神社 例大祭
奥沢神社の例大祭は9月第2土・日曜日開催。この祭礼は土曜日に行われる大蛇お練り神事で知られる。なお、日曜日には町神輿の連合渡御などが行われる。
境内には露天商も多少出店する。
大蛇お練り神事
宵宮である土曜日には、奥沢神社例大祭のハイライトである大蛇お練り神事が行われる。これは、厄除けに氏子らが稲藁製の大蛇(ジャと呼ばれる)を抱えて町を練り歩く行事で、東京都指定無形民俗文化財となっている。
大蛇の練り行列を神職や高張り提灯が先導する。
ジャと呼ばれるこの大蛇は長さ10m、重さ150kgで、前の週末に境内で作成される。
新しい大蛇が、古い大蛇が掛かる鳥居を潜って宮入り。
神楽殿ではお囃子が奏される。
この大蛇は社殿内に一年間安置された後、翌年の例大祭で、古い大蛇と取り替えられて鳥居に巻きつけられる。
大蛇神輿
上記の大蛇とは別に、奥澤共栄睦(神社東側の商店街)では稲藁で大小の大蛇神輿を作り、これを用いて渡御を行う。なお、展示される大蛇神輿の脇では、厄除けの稲藁を配布している。
左手前が小神輿、右奥が大神輿。