忠臣蔵のモデルとなった赤穂浪士の討ち入りは、旧暦の元禄15年12月14日(新暦1703年1月30日)未明に発生した。
これを記念して、吉良邸跡である墨田区の本所松坂町公園では、12月14日には義士祭が、中旬には吉良祭が、催される。
本所松坂町公園 義士祭 & 吉良祭・元禄市
本所松坂町公園は、東京都墨田区の、JR総武線両国駅から南東へ徒歩7分または都営大江戸線両国駅から南西へ徒歩27の地に位置する区立公園。
赤穂事件で討ち取られた吉良上野介義央は当時、この一帯に屋敷を構えていた。昭和9年、その記憶を伝えるため地元住民が吉良邸跡の一部を購入して東京市に寄付し、翌年に本所松坂町公園として開園。昭和25年には墨田区へ移管された。
当園では、赤穂事件のあった12月14日には義士祭が、12月第2週の週末には吉良祭・元禄市が催される。
義士祭
12月14日に行われる義士祭では、赤穂浪士47士と吉良家臣20士の供養が行われる。泉岳寺 義士祭が仏式なのに対し、こちらは神式。
吉良祭・元禄市
12月第2週の週末には吉良祭・元禄市が行われる。吉良祭は、討ち入りで犠牲になった吉良上野介の家臣達20名を供養する行事。公園の周囲には衣料品や雑貨、食品などの露店が並ぶ。
園内の松坂稲荷大明神、吉良家家臣二十士碑、吉良上野介像にはお供えがされる。