忠臣蔵のモデルとなった赤穂浪士の討ち入りは、旧暦の元禄15年12月14日(新暦1703年1月30日)未明に発生した。
これを記念して、浅野内匠頭長矩および赤穂浪士の墓がある泉岳寺では、4月初旬と12月14日に義士祭が催される。
なお、同日には、吉良上野介義央の邸宅跡を記念する両国の本所松坂町公園においても義士祭が行われる(こちらは神式)。
泉岳寺 義士祭
泉岳寺は、東京都港区の、都営浅草線・京急電鉄の泉岳寺駅より西へ徒歩2分の位置にある、曹洞宗の名刹。当寺についての詳細は泉岳寺の記事を参照。
浅野内匠頭長矩および赤穂浪士の墓がある泉岳寺では、4月初旬と12月14日に義士祭が催される。
討ち入り日が行われた12月14日には露店が並び、多くの参拝者が焼香に訪れる。
赤穂浪士の墓域には多くの参詣者が焼香に訪れる。11時からは浅野長矩墓所で僧侶らの読経も行われる。
義士行列
赤穂浪士は吉良を討ち取った後、泉岳寺の浅野内匠頭の墓前にその首級を供えた。それになぞらえ、冬季義士祭では義士行列も行われる(泉岳寺主催の行事ではない)。
義士に扮した一行は正午頃に中央区役所を出発し、歌舞伎座、増上寺などを経て、15時頃の予定で泉岳寺に至る。