巣鴨地蔵通り商店街は、JR巣鴨駅近くの旧中山道沿いの商店街で、とげぬき地蔵高岩寺や江戸六地蔵真性寺の門前町として、特に高齢者に人気が高いことで知られる。この地区についての詳細は巣鴨地蔵通り商店街の記事を参照。
真性寺は江戸時代に造立された江戸六地蔵第4番の地蔵坐像が現存する真言宗寺院で、毎年6月24日には江戸六地蔵尊百萬遍大念珠供養が行われる。
真性寺 江戸六地蔵尊百萬遍大念珠供養
真性寺では毎年6月24日(日程固定)に百萬遍大念珠供養が開催される。これは災い回避祈願のために念仏を唱えながら大念珠を回すもので、江戸時代後期の天保10年(1839年)に始まり、第二次世界大戦で中断したものの、昭和46年(1971年)に再開された。
地蔵坐像前での読経後、大念珠廻しが行われる。同時に子供用の小さな念珠廻しも行われる。以下は平成29年(2017年)の時の様子。
16:30より地蔵坐像前で読経が始まる。
3寸5分の大玉と2寸の小玉が計541粒連なった9間(約16m)の大念珠が持ち出される。
17:00~17:30頃、鉦が叩かれるなか、参加者は念仏を唱えながら大念珠を繰り回す。
子供用の大念珠もあり、こちらも同じく鉦が叩かれるなか、参加者は念仏を唱えながら念珠を繰り回す。子供の方は大人よりも早めに終わり、その後お菓子が配られる。
大人用の方も終わると参加者にお菓子が配られた。