上野公園(正式には上野恩賜公園)は、江戸時代は寛永寺の境内で、明治6年に芝・浅草・深川・飛鳥山と共に日本初の公園に指定された(当園についての詳細は上野公園の記事を参照)。
園内に立つ明治31年除幕の西郷隆盛像は上野公園のシンボルとして全国的に知られ、観光客の格好の撮影スポットとなっている。4月には西郷南洲翁銅像清洗式と称して、この西郷像を袴姿に着せ替える行事が行われる。
西郷南洲翁銅像清洗式
4月に上野公園で催される西郷南洲翁銅像清洗式は、公園のシンボル西郷隆盛(西郷南洲)像に紋付き袴を着せる行事で、神輿の渡御や和太鼓の奉演もある。
開会は11時からだが、その前から神輿2基や纏が場を盛り上げていた。
11時頃になると和太鼓が開会の演奏。
まずは、足場の組まれた西郷像の前で五條天神社の神職による神事が行われ、次に出席者の拝礼が続く。
11:40頃、再び和太鼓とともに、銅像の紋付袴姿への着付けが開始される。着付けの間、主催者や来賓による、かなり政治色の濃い挨拶・祝辞がある。写真は着付けの終わった銅像の姿。
12:15頃、和太鼓が再び演奏され、着付けの終わった銅像の前へ神輿や纏が練り歩く。