寿福寺
寿福寺(壽福寺)は、神奈川県鎌倉市の、JR横須賀線・江ノ島電鉄の鎌倉駅より北へ徒歩9分の地に位置する、臨済宗建長寺派の寺院。鎌倉五山第三位。
またユネスコ世界遺産暫定リスト「武家の古都・鎌倉」(イコモスに不登録勧告され推薦取り下げ)の構成資産であった。
鎌倉時代の正治2年(1200年)、北条政子が創建。当地は源頼朝の父・義朝の居館跡と伝える地で、鎌倉入りした頼朝はここに館を構えようとしたが、既に岡崎義実が義朝の菩提を弔う堂を建ていたのでやめたと伝える。
境内は国指定史跡。墓地には開基北条政子墓などのやぐら群がある。
外門は江戸初期築。
山門は江戸初期築。ここよりは立入禁止。
仏殿は1714年築。鎌倉市指定有形文化財。
やぐら群
寿福寺では山門内に入ることはできないが、墓地には入ることができる。寿福寺の墓地には多数のやぐらがあるが、それらの中には北条政子や源実朝の墓と伝えるものもある。
扇ガ谷内に鎮座する巽神社は、かつては寿福寺の鎮守であったが、後に浄光明寺の鎮守となった。