杉本寺
杉本寺(すぎもとでら)は、神奈川県鎌倉市の、JR横須賀線・江ノ島電鉄の鎌倉駅より北東へ徒歩23分の地に位置する、天台宗の寺院。正式には大藏山杉本寺観音院。
坂東三十三観音霊場第一番札所。
奈良時代の天平6年(734年)、光明皇后の御願で行基が創建したと伝え、鎌倉最古の寺とされる。苔むした石段の上には茅葺きの観音堂が立つ。
仁王門は江戸中期の建立。仁王像は運慶作と伝える。
この苔むした鎌倉石の石段は通行禁止で、上に行くには脇に設けられた新しい石段を使う。
観音堂(本堂)は江戸前期の1678年建立。神奈川県指定有形文化財。本尊は行基、慈覚大師円仁、恵心僧都源信による3体の十一面観音。
権現堂は熊野権現・白山権現を祀る。平成5年建立。
大蔵弁財天堂は昭和61年建立。
福寿庵は昭和61年建立。