旧山本条太郎別荘(神霊教 霊源閣)
旧山本条太郎別荘は、神奈川県鎌倉市の、江ノ島電鉄の長谷駅より北西へ徒歩8分の地に位置する、山本条太郎(1867-1936年)の旧邸。
山本条太郎は衆議院議員や満鉄総裁財などを歴任した財界人・政治家。この別邸は大正7年頃に完成し、東京赤坂の本邸が昭和20年に空襲で焼失した後は本邸となった。昭和31年に九鬼悠巌に譲渡され、同57年には神霊教に譲渡され霊源閣と命名されてその鎌倉錬成場に利用されている。
数寄屋造の近代和風建築で、4棟が国の有形文化財に登録されている。
毎年、秋に一般公開。
門は昭和31年頃(九鬼邸期)の建立で国登録有形文化財。(平成30年に倒壊し同年再建されたが、登録は抹消されていないようだ。)
母屋は大正7年築で国登録有形文化財。近代数寄屋造。
この茶室は昭和31年(九鬼邸期)、母屋に増築された。
上の茶室に附属する待合も昭和31年頃に建立された。国登録有形文化財。
この練塀も昭和31年頃、上の茶室と一体設計で築造。国登録有形文化財。