稲毛神社

稲毛神社稲毛神社は、神奈川県川崎市の、JR東海道線の川崎駅または京急本線・大師線の京急川崎駅より東へ徒歩6分に位置する、川崎宿の総鎮守。政令指定都市川崎市の中心部に鎮座する市の代表的な神社であり、昭和16年には神奈川県の県社に内定していたとされ、現在は神社本庁の別表神社となっている。
創建年代は不詳だが、伝承では12代景行天皇の東国巡幸(西暦123年)に際して当社に賊難を避けたという。
社名は当初は祭神名を採って武甕槌宮と称したが、平安末期に山王権現を勧請してからは河崎山王社などと呼ばれた。慶応4年に川崎大神稲毛神社と改称したが、明治中期には稲毛神社となった。

表参道
稲毛神社
拝殿
稲毛神社
本殿
稲毛神社

社殿は戦災焼失し、昭和38年にRC造で再建。拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造。

神楽殿
稲毛神社
神木の大銀杏
稲毛神社

神木のイチョウは樹齢一千年以上と言われる。周囲には十二支のブロンズ像が安置されている。

子神社
稲毛神社

子神社の社殿は明治3年築。

七社合殿
稲毛神社

七社(三峰神社・御嶽神社・八坂神社・大神宮・松尾神社・金刀比羅宮・福田稲荷神社)の合殿は少し変則的な形状。

小土呂橋遺構
稲毛神社

小土呂橋は1743年架橋の石橋。昭和7年に埋められた新川堀に架けられていた。

川崎山王まつり

稲毛神社の例大祭である川崎山王まつりは8月上旬に催される。神奈川県でも有数の規模と知名度を誇る神社祭礼で、多くの露天商が出店する。
8月2日に神輿に神体を収める「古式宮座式」(神奈川県指定民俗文化財)が行われ、その直後の土曜日には町神輿の連合渡御が、翌日曜日には宮神輿2基の巡幸が行われる。


明治維新の神仏分離までは、近くの久遠寺(川崎市川崎区宮本町5-5)が当社の別当寺であった。

稲毛神社 公式HP
神奈川県川崎市川崎区宮本町7-7 地図
アクセス:JR東海道線 川崎駅より徒歩6分
川崎
エリアガイド
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