医王寺
医王寺は、神奈川県川崎市の、京急大師線の港町駅より南東へ徒歩5分の、川崎競馬場の東側道路の向かいにある、天台宗の寺院。
平安時代初期の延暦24年(805年)創建。境内は良く整っており、七福神巡りのできる池もある。
山門が閉じられていても、境内南側の通用門から入って参拝できる。
池の周囲には七福神の像が立つ。
塩解(しおとけ)地蔵には塩が供えられている。境内の解説によると、村で子供達にデキモノが流行った際にこの地蔵に塩を擦って願掛けすると治ったので親がこぞって願掛けした。そのため子供達は治癒したが地蔵はやせ細ったという。
異伝もあって、これは塩掛け地蔵といい、塩を塩浜から江戸へ運ぶある馬子の妻の腫れ物が、地蔵に毎日塩をかけ祈ると治癒したので評判となり、皆が塩をかけて祈ったので姿は塩で溶けたという。