大戸神社
大戸神社は、神奈川県川崎市の、JR南武線の武蔵中原駅より西へ徒歩4分の地に位置する鎮守社。
室町時代の永正11年(1514年)、信濃国の戸穏大明神を勧請して創建。
土蔵造の本殿や、砲弾を抱えた狛犬がある。
拝殿前の狛犬は明治40年、日露戦争の戦勝祝いに従軍兵士が奉納したもので、大砲の弾を抱えている。
社殿は拝殿と本殿を連結したもので、本殿は土蔵造。
川崎市の地域文化財のページによると社殿は寛永16年(1639年)の築。境内の碑では寛永16年(1639年)・天和元年(1681年)に再造営、明治13年改築、関東大震災で倒壊後に昭和3年復興とある。
本殿の軒下を良く見ると、波のような漆喰彫刻が施されている。
末社には石仏群が安置されている。この他、境内には稲荷社もある。
明治元年の神仏分離令まで、近くの全龍寺が当社の別当寺であった。