松原神社
松原神社は、神奈川県小田原市の、小田急線・JR線の小田原駅より南へ徒歩10分の地に位置する、小田原宿の総鎮守。
戦前の社格は県社。
祭神は日本武命・素戔嗚命・宇迦之魂命。
平安時代の久安年間(1145-1150年)創建。後醍醐天皇の代(1318-1339年)、当所に真鶴が営巣していたため鶴ノ森明神と称した。天文年間(1532-1555年)、山王原村松原の海中より出現した十一面観音を託宣で移して本地仏として祀ったことから神号を松原大明神と称した。
江戸時代は小田原20ヶ町の総鎮守であったが、明治5年に大稲荷神社と居神神社に4ヶ町を割譲した。
拝殿は昭和6年建立。
本殿は昭和4年建立。
社務所は大正13年建立。
旧神輿庫は大正15年建立。
例祭
松原神社の例祭は毎年5月初旬で、近隣の大稲荷神社、山王神社、居神神社の例祭や市主催の小田原北條五代祭りと同時開催される大規模な祭礼行事となっており、武者行列の後ろではこの4社などの神輿が連合渡御を行う。