松永記念館

松永記念館松永記念館は、神奈川県小田原市の、箱根登山鉄道の箱根板橋駅より北西へ徒歩9分の地に位置する郷土文化館の分館。
実業家で大茶人でもあった松永安左ヱ門(まつながやすざえもん、耳庵、1875-1971年)の自邸跡。
松永は昭和21年、当地に自邸「老欅荘」を建てて埼玉県所沢市から移住。昭和34年には自宅に松永記念館を建て、収集した古美術品を一般公開した。松永の没後、記念館は市に寄贈され、昭和55年に小田原市郷土文化館分館として開館。
本館・別館では収蔵品を公開し、敷地内には4棟の茶室が立つ。

門前
松永記念館
松永記念館

池の対岸に見えるのは左から収蔵庫、本館、別館。

葉雨庵 門
松永記念館
待合(左)と葉雨庵(右)
松永記念館
葉雨庵
松永記念館

葉雨庵(よううあん)は国登録有形文化財。実業家で茶人の野崎廣太(幻庵)が市内南町の別邸「自怡荘(じいそう)」に建てた茶室を昭和61年移築。
築年は、文化財登録時の発表では大正13年頃の、現地説明板では昭和3年頃の竣工。

烏薬亭
松永記念館

烏薬亭は葉雨庵の付属棟の茶室。

老欅荘の築地塀と石段
松永記念館
老欅荘
松永記念館

老欅荘(ろうきょそう)は耳庵の旧宅。昭和21年竣工の数寄屋造で、昭和28年には主屋の西南に四畳半台目の茶室を増築。国登録有形文化財

老欅荘内
松永記念館
無住庵
松永記念館

無住庵(むじゅうあん)は、耳庵が築200年の農家の古材で昭和30年に建てた田舎家で、番茶席として利用された。国登録有形文化財。没後に近隣に移築されたが、令和2年に現在地に再移築。

無住庵内
松永記念館
松永記念館
時間:9:00-16:00 料金:無料 休館日:年末年始
神奈川県小田原市板橋941-1 地図
アクセス:箱根登山鉄道 箱根板橋駅より徒歩9分
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