二宮尊徳生家
二宮尊徳生家は、神奈川県小田原市の、小田急小田原線の富水駅より北へ徒歩11分の地に位置する古民家。尊徳記念館の敷地内にある。
二宮尊徳(二宮金次郎、1787-1856年)は江戸時代の農政家で、当地に生まれ、藩や幕府に召し抱えられて関東各地で農業や財政を再建した。
二宮尊徳生家(旧二宮家住宅)は中流農家で、江戸中期に当たる1742年頃に建造。尊徳が少年だった1802年に一家は離散し、家屋も売却・移築されたが、昭和35年に生誕地である当地に再移築された。神奈川県指定文化財。
生家跡は明治42年から史跡としての整備が進んだ。敷地を囲む石垣や石塀はその当時のもの。
尊徳記念館は尊徳関係の資料を有料公開している(生家は無料)。
尊徳の墓所
二宮尊徳の墓所は亡くなった日光市内の如来寺にあるが、各地に遺髪などを納めた分墓がある。栢山では、生家近くにある二宮一族の菩提寺である善栄寺に、遺髪と遺歯を納めた墓が造立された。
善栄寺
神奈川県小田原市栢山868 地図