伊勢山皇大神宮
伊勢山皇大神宮は、神奈川県横浜市の、JR根岸線または横浜市営地下鉄ブルーラインの桜木町駅より西へ徒歩7分の地に位置する、横浜の総鎮守。
戦前の社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。
明治3年、戸部にあった伊勢の森という山(明治5年横浜港整備で開削)から、伊勢神宮の分社を現在地へ遷座・再興し、横浜総鎮守かつ神奈川県宗社(神奈川県の総氏神)として創建。
小高い丘の上に端正な社殿が立ち、うち本殿は伊勢神宮から移築したもの。
照四海は大正15年建立。常夜灯。
本殿は、伊勢神宮で行われた平成25年の式年遷宮で、内宮の旧西宝殿を下げ渡され平成30年に移築したもの。
その際、以前の本殿は石巻市の鹿島御児神社に移築された。
大神神社は奈良県の大神神社を平成8年勧請。本社にならって社殿がなく磐座のみ。
太鼓楼は昭和3年建立。
裏参道沿いの向唐破風門の先には茶庭と茶室があり、最奥に彰忠碑が立つ。なお、門から先は進入禁止。
例大祭
伊勢山皇大神宮の例大祭は5月15日で神事等が厳粛に行われるが派手さはない。
しかし、8月下旬に行われる境内社杵築宮・子之大神の例祭では、子之大神が野毛の鎮守であるため、隔年で町神輿の連合渡御が行われる。
近くには成田山横浜別院がある。