神奈川県庁 本庁舎
神奈川県庁の本庁舎は、神奈川県横浜市の、横浜高速鉄道みなとみらい線の日本大通り駅より徒歩1分、またはJR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーラインの関内駅より北東へ徒歩11分の地に位置する近代建築。
昭和3年に建造された帝冠様式の庁舎。国指定重要文化財、経済産業省認定近代化産業遺産。
なお、関内に残る近代建築については以下の記事を参照。
本庁舎はSRC造で昭和3年竣工。国指定重要文化財。近代的なビルに和風の屋根を載せた、和洋折衷の帝冠様式。
外壁はRC造・石張りで昭和3年竣工(自動車庫から正門を経て南門に至る範囲)。本庁舎の重文指定に附指定。
門が4所附属しており、門柱は当時のものが残る(門扉は戦後のもの)。
東自動車庫もRC造で昭和3年竣工。本庁舎の重文指定に附指定されている。
西自動車庫もRC造で昭和3年竣工。本庁舎の重文指定に附指定。
左端の部分は当初はセメント試験室であったが、現在は倉庫となっている。
館内 通常公開時
平日、館内はある程度公開されている。
この石膏製の模型は昭和2年頃製作。本庁舎の重文指定に附指定。
歴史展示室には木製の模型も展示されている。背後のビルは新庁舎。
館内 特別公開時
特別公開時には、旧貴賓室や旧議場、正庁、知事室などが公開される。
旧貴賓室は、現在は第3応接室として使用。なお、貴賓室であった当時は少人数対応の椅子とテーブルが置かれていた。
旧議場は、現在は大会議場。
正庁は重要な儀式で使用された。
正庁中央にある奉安殿(聖壇)に、天皇の御真影を安置した。