港の見える丘公園
港の見える丘公園は、神奈川県横浜市の、横浜高速鉄道みなとみらい線の元町・中華街駅より南東へ徒歩5分の地に位置する風致公園。
フランス山地区、展望広場地区、イギリス山地区、近代文学館地区で成る。
また、現在は公園を拡張し、岩田家住宅を移築予定。
なお、山手地区に残る近代建築については「横浜山手の洋館群など」の記事を参照。
フランス山
フランス山には、文久3年(1863年)から明治8年まではフランス軍が駐屯。明治29年から昭和22年まではフランス領事館(及び領事官邸)が置かれた。
この純鋳鉄製骨組は、19世紀頃にパリに建てられたパリ中央市場が1973年に解体された後、その地下階(倉庫)の一部を、昭和55年(1980年)にフランス領事館跡に移築したもの。
フランスの領事館は山下に、領事官邸は山上に置かれた。
領事官邸は昭和5年に再建され、昭和22年に不審火で焼失(1階はRC造だが2~3階は木造だった)。
この井戸は明治29年のフランス領事官邸竣工時に掘られた。
フランス領事官邸遺構
神奈川県横浜市中区山手町 地図
展望広場
横浜市イギリス館
横浜市イギリス館(旧英国総領事公邸)は昭和12年竣工。横浜市指定有形文化財。
イギリス山には元治元年(1864年)から明治8年までイギリス軍が駐屯。のちには英国総領事公邸が置かれた。
奥に見えるのが大仏次郎記念館。その裏には神奈川県近代文学館もある。
横浜市イギリス館
神奈川県横浜市中区山手町115-3 地図
山手111番館
山手111番館(旧ラフィン邸)は大正15年竣工。横浜市指定有形文化財。
山手111番館
神奈川県横浜市中区山手町111 地図