生麦杉山神社
生麦杉山神社は、神奈川県横浜市の、京急本線の生麦駅より北西へ徒歩3分の地に位置する鎮守社。
祭神は日本武尊。
創建年代は不詳で、往古は生麦村名主の関口邸に祭祀されていたが、天正2年(1574年)に村の鎮守となり、同8年(1580年)に現在地へと遷座。
長い石段参道の上にある社殿は端正で大型のもの。
石段は、生麦の沖から引き上げた石で明治10年に築造。
社殿は神明造ベースの拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造で、昭和14年建立。
神楽殿は、江戸末期の1860年に建立された社殿を転用。
祖霊社は生麦出身の戦没者等を祀る、いわゆる招魂社。
昭和25年の創建で、現在の御影石造の社殿は昭和63年建立。
明治維新時の神仏分離まで、近くの龍泉寺(鶴見区岸谷4-3-2)が当社の別当寺であった。