旧川合玉堂別邸(二松庵)庭園
旧川合玉堂別邸(二松庵)庭園は、神奈川県横浜市の、京急本線の京急富岡駅より北へ徒歩2分の地に位置する庭園。
当地はかつては別荘地で、東京の現・新宿区若宮町に本邸のあった日本画家・川合玉堂(1873-1957年)も、大正6年より当地に別邸・二松庵(にしょうあん)を構えた。
この別荘の庭園も大正9年頃に造られたもので、横浜市指定名勝となっている。
毎月第1土曜日に公開。
表門は、主屋と同時期の大正6~12年に竣工。
主屋とともに横浜市指定有形文化財となっていたが、主屋焼失後は指定解除されたようだ。
表門を入った所にある池。敷地内にはささやかながら沢がある。
庭園は高低差を取り込んだ回遊式で、表門のある下段に対し、主屋は山を切り開いた上段にあった。
四阿(あずまや)跡から見た眺望。かつてはここから海が見えた。
また、この四阿の近くには別荘名の由来となった2本の松があった。
焼失した主屋
主屋は大正6~12年の間に建てられた(農家を移築したとも)もので、画室や茶室も備えていた。横浜市指定有形文化財だったが、平成25年に焼失。
旧川合玉堂別邸(二松庵)庭園 公式HP
時間:第1土曜の10:00-16:00(10-3月は-15:00) 入園料:無料
神奈川県横浜市金沢区富岡東5-19-22 地図
アクセス:京急本線 京急富岡駅より徒歩2分